ラーメン、カレー、鍋。食べ始めて数分で頭皮と顔から汗が吹き出し、おしぼりが手放せない——「味覚性発汗」と呼ばれる現象です。汗っかきの中でも「食事の汗」に悩む人は多いのに、対策情報は驚くほど少ないので、まとめます。
味覚性発汗とは
辛味や熱い food の刺激で、主に顔・頭部に出る汗です。暑さの汗(温熱性)、緊張の汗(精神性)に続く第三のルートで、辛いものだけでなく「熱いもの」「酸っぱいもの」でも出る人がいます。体質差が大きく、同じ一杯でも汗だくになる人と涼しい顔の人に分かれます。
外食を乗り切る実践策
注文の工夫
- 「熱さ」と「辛さ」を同時に取らない。汗が出やすい人にとって熱々の激辛は最強コンボです
- 冷たい麺(つけ麺・冷やし中華)に切り替えるだけで発汗量は大きく変わります
- 飲み物は氷入りの水を先に。食事中も体温の上昇を抑えられます
席と装備
- 空調の風下の席・壁際を選ぶ。顔に風が当たる席は汗の引きが段違いです
- おしぼりに加えて自前のタオルハンカチを机に置いておく(1枚では足りないのが汗っかき)
- 食後すぐ店を出ず、汗が引いてから会計に立つと、外気でぶり返しにくくなります
事前のひと手間
- 食事の直前に首元を冷やしておくと、スタートの体温を下げられます
- 額・こめかみは事前にシートで皮脂を拭っておくと、汗がダラダラ垂れにくくなります(汗は皮脂の上を滑って垂れます)
「同席者に引かれる」問題
味覚性発汗は本人のせいではない生理現象ですが、知らない人には伝わりにくいのも事実。「辛いもの・熱いものに正直な体質で」と軽く言葉にしてしまうのが、精神性発汗の上乗せ(気にすることで余計に出る)を防ぐ最良の手です。
食事のたびに顔・頭の汗が明らかに大量で生活に支障があるなら、皮膚科で相談できる症状の可能性もあります。保険適用の現在地も参考にしてください。